タカナシのブログ

隣人交流型マンションの未来とか独り言とか。

『僕らはビジネスで人を一番幸せにできるのではないか』と思っています。

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引用元:次のスタートアップのパーティー会場を探して:「社会に良い影響を与えれば儲かる」という流れと”社会的インパクト投資” — Medium

 

こんにちは。タカナシです。

今日は、前回の下記の記事の続きです。

sho-t.hatenablog.jp

 まあ、あんまり繋がってないんですけども。

とりあえず、ふわっとしたこと言います。

 

実は、僕は密かに『僕らはビジネスで人を一番幸せにできるのではないか』と思っています。

 

ソーシャルアパートメントに住んだことがある方なら、中には少しそれを感じてくれた方がいるかもしれません。

根拠は二つあります。

 

【根拠】

1.ハーバードでの研究「人生を幸せにするのは何?」

2.マズローの6段階欲求説

 

の二つを下記で書いていきます。

 

1.「75年もの間 我々の研究で 繰り返し繰り返し示されたのは、最も幸せに過ごして来た人は 人間関係に頼った人々だという事でした。それは家族 友達や コミュニティだったり様々です」

心理学者ロバート・ウォールディンガー氏はハーバードで最も長期に渡る75年もの研究で上記の結果を明らかにしました。

ウォールディンガー氏は、「ハーバード成人発達研究」の責任者で、この研究は、「史上最も長期に渡って成人を追跡した研究」であり、「75年間724人の男性を追跡し、休むことなく、仕事や家庭生活、健康などを記録」をしました。その目的は、「人々を10代の頃から老年まで追い、幸福と健康の持続に本当に何が必要なのか探索」することにありました。

参考:TED「人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から」

一部引用:http://goo.gl/ar4Ofp

www.youtube.com

つまり、何を言っているかというと

「本当に幸福な人生は、良好な人間関係を築くこと」

と言っています。

 

  2. マズローの5段階欲求説の階段を上り、6段目まで辿り着く人が増えることが、社会をよりよくしていくこと 

 
 マズローの5段階欲求説はご存知でしょうか?簡単に下に図で説明します。いろんな図が出回っているのですが、下図が一番一枚にまとまっていました故。f:id:s-takanashi:20160328235534g:plain
 
ただ、実はこれには諸説ありで、実は6段階目があるとされています。その6段目の新たな欲求とは、「コミュニティ発展欲求」。すなわち、組織や企業、地域社会、国家、そして地球全体など、自分が所属するコミュニティ全体の発展を望む欲求ですコミュニティの欲求は「愛を求め合う」のではなく「愛を与え合う」世界で、『私利私欲』ではなく『公利公欲』と呼ばれる世界だそうです。まさにPay it forwardの世界かと。
 

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引用元:http://goo.gl/hX7T

 

 上記リンクより下記引用

”「自己実現欲求」の次に来るステップとして彼は、自己実現した個人が、自らが所属する共同体全体の発展を欲求するだろうと述べた。しかし、マズロー博士の晩年である1960年代当時は、米ソの冷戦下にあった。 そのため、「コミュニティ発展欲求」を付け加えることによって、共産主義者のレッテルを貼られることを恐れて、原案の5段階のままにしておいたと言われている。

とのことでした。マズローの5段階欲求については周知であったかもしれませんが、6段階目は知る人ぞ知るだったかもしれません。

 

 ソーシャルアパートメントでは、上記の6段階の欲求のうち、入居するだけで3段階目まで満たし、自分なりのスタイルで4段階目を満たす方法を学ぶことができます。そして5段階目の自己実現への背中の後押しをします。

 

 自分で言うのもアレですが、一つのプロダクトで、マズローの階段の5段目まで関われるプロダクトは世の中ではそうそうないのではないかと思っています。

 

そして、5段目の後押しをすることで、6段目まで行った人たちが、さらにより良い社会を作るのだと思います。(個人的には5と6は≒だと思います)

そしてそこにたどり着いた人は、超幸せ何だと思っています。

 

【結論】

ソーシャルアパートメントやシェアハウスの究極的な魅力は「コミュニティがあること」だと思っています。その「コミュニティ」は

 

1. 幸福な人生で最も必要な、良好な人間関係をあなたに与え、

2. 欲求の階段の最上階まで駆け上がるあなたの背中を押します。

 

なので、僕は「このビジネスで人を一番幸せにできるのではないか」と思っています。

また、自分で言うのもアレですが、ソーシャルアパートメントは、プライベート空間がしっかりと確保され、共用部の運営管理も会社が主導で管理するため、シェアハウスよりも入居・生活のハードルが低いです。

シェアハウスは近すぎてちょっと・・・という人でも、ソーシャルアパートメントなら入居することができます。

その点で、

 

「最も多くの人たちに「コミュニティ」のあるライフスタイルを提供することを通し、最も多くの人たちを本当に幸せにできるのではないか」

 

と妄想したりするのです。

 

実は、運営方法において、僕らは入居者と時にぶつかることがあります。

前回の記事で書いたことにもあるように、時に「長期的視点」と「短期的視点」で入居者と運営者の考えがぶつかることがあります。

sho-t.hatenablog.jp

 

しかし、そんな時は近江商人の商売十訓の有名な言葉を思い出したりします。

「無理に売るな。」

「客の好むものを売るな。」

「客のためになるものを売れ。」

 

生活者にとって本当に大事なものは何なのか?を常に考えながら、これからもソーシャルアパートメントを世に広げ、世界にも、もっともっと広げていきたいと思います。また、その価値ももっともっと深めていきたいと思うのです。

今、成熟社会の日本で(今度、成熟社会のことも書きたいです)最も必要なのことの一つは、この価値なんじゃないかと思います。

 

また、世界において、トップの画像にあるように「住居」と「コミュニティ」は社会的なインパクトのある領域とされています。

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ちなみにYコンとIDEOについてもう少し深く知りたい方へ参考図書。

● Y combinator:

www.amazon.co.jp

● IDEO:

www.amazon.co.jp

 

ということで、前回の記事からがらっと変わり、ふわっとしたこと書いてみました。

次回は、シェアリングエコノミーについて書こうとか思ったり思わなかったり。

 

PS : ソーシャルアパートメントに関わる人材募集中ですw

www.global-agents.co.jp

 

【プロフィール】 

◆2012年より大学を休学し、株式会社グローバルエージェンツにフルタイムのインターンとして入社。営業部にて700名以上の相談に乗る。その後、復学しarchetype株式会社にて海外のITサービスのリサーチャーのインターンとして働く。

◆大学卒業後、2014年より株式会社グローバルエージェンツに新卒として入社。ソーシャルアパートメントのオペレーション全般を担当。ソーシャルアパートメント内のルール作りから、新しいシステム導入、現場のスタッフのマネジメント、企業の新規製品のプロモーションまで幅広く行う。

◆20物件以上のソーシャルアパートメントの立ち上げに関わる。

◆ソーシャルアパートメント生活4年目です。もうしばらくしたら5年目です。

・ ソーシャルアパートメントのご相談など:https://www.timeticket.jp/items/18522

・その他のお話なら:Facebook

不特定多数の人が住む家のキッチンに水切りカゴは必要か?【シェアハウスとソーシャルアパートメントの違い】

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引用元: WORKS | Global Agents 

 
こんばんは。
タカナシです。ソーシャルアパートメントの会社の中の人です。
 
実はソーシャルアパートメントの元住人のねこさんに誘われたイベント内で、ブログを書く宣言をしてしまいまして、せっかくしたので、きちんと書くことにしました。

ねこさんのブログにあるこのイベントに参加してきたのです。

www.kirikuchi.net

 
ということで、私はソーシャルアパートメントの中の人なので、今日は中の人にしか書けないことを書きたいと思います。(あくまで僕個人の意見と想いです。)
その前に一応経歴をお話しときます。

【経歴】

僕はソーシャルアパートメントを40物件弱、約2000部屋を開発・運営している会社の中で、運営の中心的な立場で仕事をしています。これまでソーシャルアパートメントの立ち上げは20物件以上行ってきました。また、僕自身も2つのソーシャルアパートメントに住んで計4年が経とうとしています。

ソーシャルアパートメントって何?という方に、一応、公式サイト載せておきますw

SOCIAL APARTMENT

 

ということで、何から話そうかなーと思ったけれどやはりこれ。

「不特定多数が住む家のキッチンに水切りカゴは必要か?」

 

え?

 

みたいな。

詳しく説明していきます。

【目次】

1.【ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違い】

2.【シェアハウスの運営とソーシャルアパートメントの運営】

3.【で、それで具体的に何が違うの?】

4.【だからと言って、一般的なシェアハウスが悪いと言っているのではない】

5.【予告】次の記事のタイトル「『僕らはビジネスで人を一番幸せにできるのではないか』と思っています。-ハーバードの研究とマズローの欲求6段階説-

 

【ソーシャルアパートメントとシェアハウスの違い】

その前にまず、ソーシャルアパートメントはシェアハウスではないのです。正確には。

え?でっかいシェアハウスでしょ?みたいな人が大半かと思うのですが、僕らが目指しているのは、隣人交流型マンションでなのです。

つまり、「建物の中で交流が生まれやすい仕組みがいっぱい含まれてるマンション」です。

※この前答えたインタビュー記事貼ります。

suumo.jp

その違いについて、運営者ならではの観点で少し書きたいと思います。

もっと全体的な説明に関しては、いろんな良記事が既にあるので、下記に参考記事を転載です。

 

1.実はだいぶ前に元住人のスクールウィズ太田さんがそれについては記事を書いてくれてます。

いま話題のソーシャルアパートメントとシェアハウスの違いをポイント10個で解説!! | サムライバックパッカー・世界一周をした若き起業家のメモ

2.我らの社長も話しています。

www.homes.co.jp

3.THE STARTUPの梅木さんも!

suumo.jp

4.今も同じ住人のねずっちも!

blog.nzakr.com

上記の記事では、シェアハウスって言い切っている記事もあるのだけれども、僕らが目指しているのは正確には「隣人と交流ができるマンション」です!(ここは強調!

じゃあ、シェアハウスって何?って話なんだけども、それはシェアハウスの定義によるから、その人の捉え方次第なのです。

5〜6人で一軒家に住むというシェアハウスもあれば、40〜50人で住むというシェアハウスもあるので。

 

ただ、いわゆるそんなシェアハウスとの明確な違いを、運営という観点から少し書きたいと思います!

 

【シェアハウスの運営とソーシャルアパートメントの運営】

これは、結論から言うと、「共有」か「共用」かの違いが大きいと思うのです。

a.シェアハウスはお金を出し合ってスペースの共有をする。

b.ソーシャルアパートメントは、交流が生まれるような共用スペースを利用する権利がある。

 

a.シェアハウスのシェアの部分は共有空間。

b.ソーシャルアパートメントのシェアの部分は、マンションのエレベーター等と同じ共用空間。

 

というところが大きな違いかな、と思います。

つまり、それってどーゆーことだってばよ??

ってなると思います。

簡単に言うと、スペースの主導権が借り手にあるか、貸し手にあるか、ということなのです。

前者の場合、空間の利用ルールは住民たちの自治で決めます。お掃除当番とか家具の提供とかですね。

後者の場合は、空間は運営者が管理をします。例えば、一般的なマンションのエレベーターを自分で掃除したり、自分の好きなポスター貼ったり、椅子を置いたりしないですよね?それは共用空間だからなのです。

 

【で、それで具体的に何が違うの?】

ここで、最初のタイトルの「不特定多数の人が住む家のキッチンに水切りカゴは必要か?」に戻ります。

 

一人暮らしにおいては食器の水切りカゴってあったら便利ですよね。

でも、文化も育ち方も価値観も違う不特定多数の人たちが住む家にとって、水切りカゴがあるとどうなるか?

答えは、常に食器が棚に戻されずに水切りカゴに放置される状態が、常態化するのです。

こんな感じになります。

 

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引用元:http://goo.gl/JBbu5j

 

たまたまマナーが良い人たちが集まっていて、そんな事も起きない時期もあるけれども、人が入れ替わるうちに必ずそうなってしまうのです。

で、シェアハウスですと基本的に水切りカゴがほぼ95%くらいの確率で置いてあって、そしてだいたいがこうなります。

でも、便利だから置いてあります。

だが、しかーし!ソーシャルアパートメントでは水切りカゴは置かないので基本的にはそうなりません。

 

一見、短期的には便利に見える水切りカゴも、長期的な住環境の維持という観点ではネガティヴに働く。

「共用」のエリアを運営している僕らは常に「いかに自然な形で快適な住環境が維持できるか」を追求し、常に全住人の最大公約数を探しています。

だからこそ、一般的なシェアハウスと比べ、明らかに異なるレベルで住環境のクオリティを維持しています。

 

でも、反面、不自由さもあります。

運営管理を生活している住人の自治に任せないという事は、基本的に私物の提供は認めません。

例えば「共用ラウンジが乾燥気味だから、みんなでお金を出し合って加湿器買って置こう」みたいな事はNGなのです。

短期的には、それは明らかに良い事なのですが、それを認めてしまうと際限なく物が増え続けてしまいます。

具体的には、こうなります。

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引用元: http://goo.gl/7RT6mn

こうなることがわかっているので、僕らは共用空間をしっかり管理をするのです。

特にソーシャルアパートメントでは、建物清掃スタッフも、管理人的に巡回しているスタッフも全てを内製化しています。それは、ソーシャルアパートメントの運営に全力を出しているからです。

 

【だからと言って、一般的なシェアハウスが悪いと言っているのではない】

自分で言うのもアレですが、僕らが頑張っているのは置いといて。

別にシェアハウスが悪いと言っているわけでないのです。

シェアハウスの共有空間の管理で生じる困難は、住人間のコミュニケーションをより活性化させます。困難があるから、トラブルがあるから、不便だからこそ、住人同士が話し合って、みんなで問題を解決します。

なので、それが上手くいったシェアハウスは、より強い絆で結ばれ、本当に楽しい暮らしが生まれるのだと思います。

これも多様な人たちと一緒に暮らす醍醐味だとも思うのです。

 

以上、今回は運営する側の視点ということで書いてみました。

ただ、全体的なお話として、あくまでシェアハウスであっても、ソーシャルアパートメントであっても僕はどちらも人にお勧めします。一人暮らしよりも、どちらもとても良い!両者とも、それぞれでとても良いものがあるし、でも究極的には行き着く先は同じかなとも思います。

 

その理由は次くらいの記事で書きます。

次の記事のタイトルは、

「僕らはビジネスで人を一番幸せにできるのではないか」と思っています。

-ハーバードの研究とマズローの欲求6段階説-

 

です。

※結論部分で、たまたま全く同じことを思っている記事がnewspicksにありました。

コンセプト型シェアハウスのcolish小原さんが、全く同じこと言っていたので載せておきます。 

m.newspicks.com

 

colishも良いですよね〜。ぶっちゃけ僕も住んでみたいやつ結構あります。やっぱり審査で落とされるのかな・・・とか思ったり思わなかったり。

でも、僕がいる会社は10年前からソーシャルアパートメントをやってますが、ソーシャルメディアが本格的に台頭してからのここ数年で、いろんな形の新しい暮らし方の提案が本当に増えてきたなーと感じていて個人的にはとても嬉しく感じています。

でも、このようなコミュニティのある暮らし方にはもう一歩先がある気がしていて、それを描きたいと思うのも個人的な願望です。

 

※上記記事では「僕ら」という一人称を使っていますが、このブログはあくまで僕個人の発言と想いです!会社は何も関係ありません。

 

PS:誰かはてぶろのカスタマイズ教えてください・・・。HTMLもわからんとです・・・。

これからブログを書くのです。

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どうも。タカナシです。

あ、写真は横浜で撮ったやつです。

 

何度も挫折したブログを、また始めました。

隣人交流型マンションのこととか、新しいライフスタイルのこととか、独り言とか書いて発信してゆきます。

 

ソーシャルアパートメントと言う隣人交流型マンションを開発・運営する会社の中にいます。シェアハウスと何が違うの?って言われると長くなるのでまた今度。

www.social-apartment.com

 

あと、とりあえず、新生活の相談など、何でも乗ります。

https://www.timeticket.jp/items/18522

 

※ここでの発言は完全な個人的な意見であり、会社とは何の関係もございませぬ。